大学で学んだ知識を生かし
技術者としてのスキルを磨く
- 本社技術部第4G所属
- 設計担当 / 農業土木(機能保全)
- Y・Y

「入社後のキャリア」について 学生時代に学んだ土木の基礎知識が役立った
入社後は、農業土木の基礎知識の習得と基本設計や現地調査の補助業務からスタートしました。私は学生時代に都市計画を学んでおり、土木の力学(構造力学、土質力学、流体力学)の知識があったため業務に早く馴染めて、5年目からは農業水利施設の機能保全業務を任されるようになりました。
農業水利施設とは、簡単に言ってしまうと、米や野菜、果樹などを作るために必要な施設すべてのこと。水路(開水路、パイプライン)、ため池、ダム、水を制御・管理するポンプなどを指します。近年、これらの施設の老朽化や気候変動に伴う施設の能力不足が問題となっており、修繕や改修は急務の課題です。そこで、これらの施設の劣化状態を調査し、問題を特定。問題に対応する改修計画を立て、将来の維持管理方法の提案を行っています。

「働きやすさ」について 若手のアイデアを取り入れ、新しいことに挑戦しやすい社風
固定概念を押しつけられることなく、新しいことを取り入れやすい社風は当社のいいところです。最近では、報告書作成にChatGPTを取り入れてみたところ、イラストを入れたり、協議の内容をまとめたりする作業が迅速にできるようになりました。
また、現場条件は多種多様であり、それぞれの地区や施設を適切かつ安全な方法で調査を実施するには、事前情報を把握し、調査計画を立てるための下準備が必要です。具体的には、現場ごとのチェックリストを活用して、リスクを洗い出し、安全最優先の計画を立案します。さらには各関係機関に説明するための資料作成が必要となるため、下準備には労力がかかります。そのため、A3資料1枚でまとめる「トヨタ式」を採用して、書類を減らす努力をしているのも新たな試みです。

「部下との接し方」について 時代や状況を見極めながら多面的な価値観で判断する
今の部署の部長に「上司の言うことが正しいわけではない。それを自分の中で噛み砕いて、判断するときは自分や相手、第三者の立場で多面的に考えたほうが後々のメリットは大きい」と教えられました。
そのおかげで、正しい情報でも今の時代や状況に合っているか、総合的に判断することがコンサルティングの仕事にとって大切なのだと気づきました。部下と接するときも、自分の「普通」が必ずしも部下の認識とは一致しないことを意識しています。そして、その認識のズレを否定しないことも心がけていることです。
また、部下の適性を見出すことを目的に責任のある仕事を与える場合には、その自分の思いをきちんと部下に伝えることも意識しています。経験年数=正しいとは限らないこと、客観性を忘れないことは、これからも大切にしたいことです。
ある日のスケジュール
30分の時差出勤のため、現在は基本的に9時出社。業務は社内で行う場合と、現地へ出向く場合があります。残業がある日は19時ぐらいに退社。納期が迫る年度末は繁忙期ですが、遅くとも21時ぐらいまでには退社しています。
9:00 | 出社(時差出勤) メール確認、計画検討、資料・図面・報告書作成、社内協議など |
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12:00 | 昼食 |
12:50 | 画検討、資料・図面・報告書作成、社内協議など |
15:00 | 休憩 |
17:50 | 残業(急ぎや前倒しの作業などがある場合) |
19:00 | 退社 |
8:00 | 出発 |
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9:30 | 現地調査 |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 現地調査 |
16:30 | 調査終了 |
17:30 | 帰社後、片付け、調査結果の整理、メール確認など |
19:00 | 退社 |
私の休日の過ごし方

入社後3年間は寮生活だった私も(家賃全額補助は本当に助かりました!)、現在は妻と2人の子どもの4人暮らし。互助会の旅行割引は家族旅行に活用。映画鑑賞の割引もよく活用していて、余暇を楽しんでいます。