調整力を身につけ
お客様との信頼関係を築く
- 西日本技術部第2G所属
- 設計担当/農業土木(ため池)
- H・T

「学生時代の学び」について 大学で学んだ土木の基礎知識を設計に生かす
大学では土木専攻だったので、構造力学や水理学、土質力学などの基礎知識があり、入社後の設計業務に、そのまま生かせています。最初は上司の業務を補佐しながら経験を積み、設計への理解が深まった段階で主担当として案件を進めることが増えました。現在は、主に農業用水を貯水する施設である「ため池」の設計を担当。堤体(ていたい)、取水施設、洪水吐(こうずいばき)などの主要施設の整備方針を、測量や地質調査等の結果を踏まえて決定しています。発注者や地元関係者との調整役になることも多く、関係者が多い場合は、地元の水利用時期と現地調査の時期など、各者の工程や調査に関する調整の折り合いをつけるため、苦労することもあります。そんな中で、上司や先輩を見て気づいたのは、話し方に説得力があるということ。工程の進行において何が最優先事項かを適切に整理し、専門的な知識が無い人に対しても、前提条件からかみ砕いて丁寧に説明するので、 関係者の理解を十分に得たうえで円滑に業務を進めることができます。 そのようなコミュニケーションスキルについて、自分も業務を通じて着実に身に着けていきたいです。

「苦労とやりがい」について 5者間の調整で自身の未熟さを実感。相手の立場にたつことを意識
今まで苦労したのは、立場の異なる5者の調整をしながら調査を進めなければならなかったときです。社内の複数の関係部署、発注者、地元関係者、ため池所有業者のすべてが納得できる工程を調整したかったのですが、私の未熟さのためにうまくいかず、関係者から「現場のことを分かっていないよね」と、お叱りを受けました。ショックでしたが、上司に励まされて何とか立ち直り、それからは現場を意識しながら調整することを心がけるようになりました。また、設計や調査の方向性に誤りが無いか色々な人に意見をもらうことも大事だと実感。上司や先輩への相談はもちろん、部署間の垣根が低いため、分野外の内容についても他部署の方に相談することができます。さらに、社内には設計の照査を専門とする部署があり、経験豊富な技術者に気軽に相談できるのは、キタイ設計ならではだと思います。これまでで一番うれしかったのは、発注者から担当する業務以外の設計や工事の相談を受けたとき。業務を通じて信頼関係が築けていることに、やりがいを感じました。

「ワークライフバランス」について 技術士の資格取得で専門性をさらに高めたい
当社は人間関係が良く、相談しやすくて、のびのびと仕事ができる点が魅力です。繁忙期は忙しいものの、閑散期とのメリハリがはっきりしており、仕事のスイッチを入れるタイミングがわかりやすい点も、自分には合っています。繁忙期以外は自由に休みを取り、旅行や社内イベントに参加するなど、ワークライフバランスを充実させています。もともと家で過ごすほうが好きなのですが、入社してからはビールホップの植え付け体験に参加したり、大阪・関西万博へ行ったりと、社内イベントで外出する機会も楽しんでいます。現在は、技術士資格取得に向けて勉強中で、社内で勉強会があることも、とても助かっています。将来的には、発注者や地元関係者から信頼されるような設計者を目指したいです。
ある日のスケジュール
基本的にはデスクワークが中心で、月に何度かは現場や打ち合わせが入ります。午前中にメールチェックや関係者調整など、業務管理作業を済ませ、午後に図面、資料作成等の作業を進めることが多いです。繁忙期とそうでない時期で残業時間に差がありますが、去年は年間平均で1時間強程度の残業時間でした。
8:30 | 出社・業務開始 (メールチェック、業務管理、社内協議等) |
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12:00 | 昼休憩 |
12:50 | 業務開始 (図面作成、メール返信、資料作成等) |
17:20 | 残業(平均1~2時間) |
8:30 | 出社・移動 (メールチェック、業務管理、社内協議等) |
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9:30 | 打ち合わせ・現場移動 |
12:00 | 昼休憩 |
13:00 | 現地調査・移動 |
17:20 | 退社(現場がある日は疲れているので帰社即退社する派です) |
私の休日の過ごし方

休日外出するときは、美味しい店の開拓や食いだおれ旅行を楽しんでいます。社内行事でもグルメツアーなどお得で美味しい企画が度々あるので、参加したりしています。